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コーヒーを焙煎する




                         ■準備するもの・焙煎の場所■            

        [1] ハンドロースター(貴方が製作したもの) [5] ざ る
        
      [2] カセットボンベ            [6] 計量器
 
      [3] ドライヤー              [7] 密封容器(保存ビン)

      [4] 軍 手                               [8] 筆記具・メモ        

       -------------------------------------------------------

         焙煎の場所 :  かなり煙がでますので、換気扇の近くが良いです。
                   付近に燃えやすいものがないか点検します。
              焙煎が終わりますと周囲は豆の外皮(チャフ)が
              かなりの量飛びますので、掃除しやすい事も条件
              の一つです。移動しやすいカセットコンロを利用し
              たハンドロースターの存在も生きるわけです。
              キッチンのガス台ではひんしゅくを買ってしまいます。
     


[焙煎の手順]


          
     生豆120g(キリマンジャロを使用)をバットにいれ
   欠点豆・異物を取り除きます。つまり良い豆を選ぶわけ
   です。 欠点豆・異物についてはまたあらためて掲載し
   ます。他サイトで詳しく載せているページもありますの
   で、探してみてください。済みません、お手数かけます。
    
          



      ポリパックにいれて計量します。
      風袋差引後115gでした。
     
  
          
      ハンドロースターに生豆をいれます。
   炒り網の蓋を締め確実にロックします。
      カセットコンロに点火する前にスムーズに回転する
   よう少し練習されると良いです。
     
          
      ガスに点火(中火に調整)し、いよいよ焙煎のスタートです。
   左図のように左手を軸受け(ワイヤ)に軽く支えます。右手で回転
   させます。網の部分が軸に対して角度を持たせているため、豆に軸
   方向の運動を与え、回転運動と合わせて豆に伝わる熱がより均一に
   なり、ムラ焼けの少ない焙煎ができます。
      16分〜20分くらいでミディアムローストの焼き上がりです。
   より詳しい説明は[詳細]をクリック。
      
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      ガスの火を止めたあと素早く豆を冷やします。
   炒り網の蓋を開けドライヤーの冷風をまんべんなく当てて冷やします。
   炒り網の柄を持ち回転させないように注意します。(この絵では持って
     ませんが)

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       角度を変えて撮影してみました。
    炒り網上で冷却するのではなく、煎り止め後直ぐにザルに移し替えて
    冷却作業を実行しても良いと思います。
       炒り網を素早くはずすには、ワイヤ軸受けの下部(ブックエンドに取り付け)
    を左右に広げますとすぐにはずれます。→[参照]

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       焙煎した豆をザルに移し替えます。
    炒り網をはずすには上記の方法か、ハンドルをはずし
    柄をワイヤ軸受けからはずします。
    
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       ほとんどピッキングする必要がありませんでした。
    炭化した豆、白っぽい豆(死豆)、欠け豆等がある
    場合次の計量後に取り除きます。
    
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       次に焙煎豆の計量をします。
    画像は199gを指示してます。ざるの重さ102g差引後
    豆重量は97gでした。焙煎前の生豆重量は115gでしたので
       減少は18gとなり、減少率は約15.7%になります。
    この率は焙煎度の一つの指標になります。
   
    この後煎りあがった豆をよく観察をします。(もちろん記録します)
    膨らみ(1.5〜1.8倍)、ムラ焼けの豆、焦げ豆(炭化した豆)、そして
    ピッキングしそこねた欠点豆(貝殻豆等)を取り除きます。
       今回ほとんど取り除く豆はありませんでした。
    準備した密封ビンにいれ冷蔵(冷凍)庫にいれ保存します。ラベル
    を貼りわかるようにしときます。

    1〜2日経過後、味きき(普段の淹れ方:ペーパードリップ等)をします。
    今後のデータ蓄積のため是非記録を取ることをお勧めします。
         
    画像をクリックしますと大きな画像がみれます。



            ■焙煎のポイント■             [元に戻る]

    [1]  ロースターの回転速度は毎分80〜100回くらいが良いです。
        そして出来るだけ一定のスピードを保ってください。

    [2]  最初は二人一組で取りかかると良いです。1人は回転に専念し、
        もう1人の方はメモを用意して時間経過とともに豆の状態変化
        を(煙・匂い・豆の色づき・音)観察して記録していきます。
           五感を研ぎ澄ませて、豆の発するメッセージを受信下さい。

    [3]  およそ16分経過くらいから、豆は茶色に変化していきパチパチ
        音が聞けます、第1回目のはじけ音です。断続的な音が止む(2〜
      3分)辺りにミディアムローストの段階が終了します。1〜2分後
      火を止めます。

  [4]  あなたが製作したロースターにより、コンロのカロリー、火の出具合、
      生豆の状態(水分の含有率等)、回転スピード、回転の安定度、等に
      より時間経過と豆の状態変化は多少ズレが生じます。

  [5]  焙煎の回数を重ねるうちに、あなたが製作したハンドロースターでの
      焙煎の特徴がつかめますし、最も基本になるミディアムローストでの
      焙煎の安定性がある程度できるようになりましたら、ハイ、シティ、
      フルシティ、フレンチ、イタリアンローストと段階をふんで挑戦さ
      れると良いです。
      
    


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Tsuneaki Suwa 1998
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